死神は言った

死神は言った。
お前に選択をさせてやろう。
・5歳の子ども
・105歳のお年寄り
私が次にどちらを殺すのか
お前が選ぶのだ。
もし、選べないという答えなら
二人とも殺し、二人分の残りの寿命を
お前の寿命にプラスしてやる。
さあ選べ。


男は答えなかった。
替わりに死神に塩をかけた。
死神は溶けた。