とあるコミュニティーに属する人々は
口で呼吸をしてはいけないという決まりを持っている。
彼女たちは鼻をふさがれるだけで、窒息死してしまう。
そのため、毎年この時期になると花粉症で鼻がつまって
命を落とす人が増えてくる。
彼女たちが命を失ってでも、口で呼吸することを拒むのは
ある契約のためだと言われている。
（悪い魔法使いに魔法をかけられたとする説もある）
彼女たちがもっとも苦労するのは、出産の時だという。
このときに限り、秘伝の呼吸法を用いて
口では呼吸をしていないことにするらしいが
その秘伝の詳細は不明である。
