はっくしょんの誤解

口にこしょうをいれてもくしゃみは出ないが
鼻にこしょうをいれるとくしゃみが出る。


くしゃみは鼻から出すことに意味がある。
くしゃみのときに、口から息を出すのは
エネルギーの無駄である。


くしゃみのとき、「はっくしょん」なぞと言おうものなら
「はっ」のところで、思い切り口から息をはきだしてしまう。


僕はくしゃみがでかい。
口から「はっ」と息を出してしまうのが原因だろう。
僕ははっくしょんを誤解していた。


「はっ」はくしゃみの始まりの息を吸う音だ。
「くしょ」は口から息が出ないように舌を持ち上げて
空気の通り道をふさいだが、空気の勢いに負けて出る音だ。
「ん」は再び口から息が出ないようにした結果、鼻から出る音だ。


この仮説をふまえて、くしゃみを小さくする方法を考えた。
くしゃみで息をはきだす時に「クチクチクチ」と言う。
正確には子音のk とch を交互に繰り返す感じ。
これにより、口から出る息を最小限にする。
慣れてきたら「クチ」の数が減って、最終的には
「へっくち」みたいなくしゃみになる・・・はず。